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マルチブラケット治療中3ヶ月の留学

高校2年生で3カ月程度の留学という形で通院できなくなる患者さんがいる。

今年は、マルチブラケットをつけている2人の患者さんがそのような予定となった。

いずれもマルチブラケットをつけてから1年2カ月程度。

ある程度進行しているが終了と言うにはまだ早い状態であった。

可能であれば出かける前に装置をはずすことが良いと思う。

しかし、その予定を聞いた春頃にはどちらもまだ装置撤去の見通しがたたなかった。

しかし、 1人のほうはなんとかはずせる状態にこぎつけて一昨日装置を撤去した。

もう1人だが、良い状態となるには、もうしばらくの期間を要すると診て説明した。

通常そのような場合には装置をつけたまま留学してもらう。

いろいろトラブルがあるかもしれないが、装置調整を2回ほどしなかった程度の遅れですむ。

その患者さんは装置を撤去して留学し、戻ったらまた全部付けてくれという。

しかし、マルチブラケット装置はそのような性格の装置ではないと考えるのが矯正の常識だと思う。

そこで仕上げが不十分な状態であることは承知だが、今日、終了として装置を撤去しクリアリテーナーを装着した。

この様な結果で終わるのは残念だが、リテーナーが使われて、ずっと先に当クリニックに限らず治療の機会があるのかも知れない。

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