今日の最初の予約で2台のユニットに30歳女性と14歳の女子中学生が並んだ。
どちらも5月に上顎両側の第一小臼歯を抜いて犬歯の遠心移動中だった。
最初にみた30歳の患者さんに、やっと動き出す兆候が見えてきましたねと言った。
犬歯の2ミリ程度の移動と、前歯部に隙間ができてきた状態だった。
一方で、中学2年生は両側とも犬歯は第2小臼歯に接触するまで動き、犬歯の遠心移動を終了した。
今までにもその様な移動速度の違いは経験上分かってはいるが、今日のように隣で比較できることはなかった。
そして、その次が診断だった。
12歳女子の上顎前突で小臼歯抜歯を提案した。
その子は抜歯をためらっていた。
しかし、抜歯は大人より簡単だし、治療していく時の移動速度は速い。
このことを説明するのに、上記の話をした。
やはり、矯正治療にふさわしい年齢はある。
ぜひ、その時期を逃さないように矯正治療を受けたほうがよい思う。