昨日、10歳男子の診断の準備しているときに、セファロの側面、顔面の側貌写真をみると以前話題となったストレートネックにみえた。
ちょう今朝の朝日新聞にもそのことが載っていた。
矯正治療の検査では必ず側面の顔のレントゲン写真(セファログラム)を撮影する。
その写真にはほとんど頸椎7つが必ず写ってくる。
通常、我々は頸椎にはあまり目を向けず、その上の部分の情報の歯や頭の部分に注目して分析する。
日頃はあまり関心がなかったが、今日の診断のため、頸椎の正常な形とはこういうレントゲン写真です、と見せたくて症例番号の近くのセファロを10枚以上を見ていった。
そしたら、写っている写真はほとんどストレートネック、さらに逆向きのカーブで写っている写真もある。
これではストレートネックが一般的で正常と言うことになってしまう。
今日のところそれ以上に調べている時間がなくかった。
それでは正常と言われる写真を何枚か見せて患者さんに納得してもらうことができないと判断して、その話は止めた、
ストレートネックと歯列咬合が直接関係があるということは聞かない。だが調べようと思えばおそらく治療の担当となる整形外科よりデータ多くもっているかもしれない。
整形外科は症状を訴える患者さんしか撮影しないだろうが、我々はすべての患者さんの写真に写っている。
これだけの数のデータがあればいろいろ疫学調査ができるのではないだろうか。矯正治療とは直接関係ないかも知れないが・・・。