2017年10月4日の記事

夕方10歳の女子のマルチブラケット治療を行った。

先月、上下顎にブラケットを装着したブラケットが2カ所脱離している。

この患者さんにはエッチングせず接着を行っていた。

最近はこの年代にはリン酸エッチングしないで、ツースプライマーを塗った後、スーパーボンドで接着している。

ブラケットを接着するときにはたいていリン酸によるエッティングを行う。

リン酸でエッティングしてはの表面を一層溶かして接着する方法は非常に接着に効果があることは分かっている。

だから通常はその処理を行っているが、幼弱な永久歯に行うのには抵抗があって最近はやめている。

しかし、どうも脱落しやすいような気がする。

以前、エッチングしない接着剤が発売され、飛びついて購入使用したが、ボロボロ脱落して使い物にならなかった。

今使っているスーパーボンドは、それ程でもないようだが接着力に劣るような気がする。

高校生以上ではエッチングするが、その上にシーラント（オパールシール）を塗って接着している。

これでエッチングした歯面がむき出しにならなくてすむように考えて行っている。

この分野は非常に進歩して来たと思う。だからぜひエッチングしないで協力につく接着剤を開発してほしい。

治療について

｜ブログ｜2017年10月｜19:45:02