近頃のマルチブラケット撤去の流れは撤去を決めた日に上顎4前歯、下顎6前歯に固定式リテーナーを直接法で貼り付ける。
そして、その次の治療日にマルチブラケットを撤去して資料採得しクリアリテーナーを装着する。
今日はその撤去が3人続いた。
一人は再治療で短期間で終えて資料採得も簡単なものにしたが、今日、固定式リテーナーをつける予定だった。
だから、午前中に結構時間がかかった。
あとの二人は午後に行った。
そのうちの一人は顎変形症だったので資料採得に筋電図計と顎運動の測定が加わる。
そんな検査も最近ではそれほど時間がかからなくなってきたものの電極のパッドの接着が悪く、手間取ってしまった。
もう一人は成人式を迎える女性、その前の撤去を希望していたので治療期間を気にしていた。
なんとか来年1月の成人式前に撤去できてよかった。治療期間は1年8か月だった。
今日の3人は治療結果が比較的良好であるため、すっきりした気持ちで撤去できた。
これが、先日ブログに書いたような、患者さんに不満はなくても不十分な仕上がりの時にはもやもや気分となる。
3人の撤去は忙しかったが、装置撤去により、患者さんからの負債(施術料)を返したと言えて気持ちが軽くなる。