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  • 日本臨床 矯正歯科医会

2018年1月20日の記事

抜歯か非抜歯か2018/01/20

8歳の男子の矯正相談があった。

すでに2軒の歯科医院(矯正専門ではない)で相談しているという。

主訴は右下側切歯がはえてこない。その歯はレントゲンの結果では癒合しているという。

相談内容は2件の歯科医院で抜歯による治療を提案されているため、抜歯を避けようと相談に来たようだ。

まだ混合歯列期なのによく抜歯と決めてしまうものだなと思う。

また、それを聞き、抜歯を避けるような回答を求める。

その時の答え方は決まっている。

「抜くか抜かないか、抜くとすればどの歯かは大事な矯正診断です。簡単には答えられません。」

とは言っても抜歯になりそうな患者さんには初診時に可能性をお話ししておく。

それを、混合歯列期で断定的に説明してしまうのはどうかと思う。

また母親も検査もしない前に抜くか抜かないかを問うてくる。

これには、矯正歯科医院側の問題もあるかもしれない。

検査、診断にもけっこう料金がかかるので、治療開始前提で検査する傾向がある。

これらの状況から安易に抜歯、非抜歯を決めつけて言うのはやめたほうがが良いと考える。

矯正相談

ブログ2018年1月|19:07:38

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