春休みに口腔外科へ顎変形症の相談に行ってもらった15歳の新高校1年生の女子を今日診断して治療開始を決定した。
主訴は顎変形症ではなく左上中切歯の異所萌出だった。
初診で診て、反対咬合や、咬合平面のゆがみなどから顎変形症としての説明を行った。
そして、顎変形症となれば、健康保険の術前矯正で異所萌出も改善することになる。
さらに昨年10月より沼津市では高校生まで自己負担がなしとなった。
その時よりこのようなパターンが起こるだろうなと予測していた。
手術には抵抗あるかも知れないが、骨格(顔つき)も歯列咬合も自己負担なしでほぼ高校中で改善が可能となる。
この制度はこのような患者さんにとってはとても恵まれた状況になったのではなかろうか。
しかし今までにも健康保険でできる矯正治療と多くに自費での矯正との料金負担の差が大きくあったと思う。
我々保険医は決められた制度のなかで行わなければならないので、規則通り行うわけだが何かがおかしいとも思う。
||2018年4月|19:46:47