今日もマルチブラケットを終えた患者さんの保定診断を行った。
保定診断と名付けているが、マルチブラケット治療を振り返ってみることだけだ。
カルテを見て、初診時の顔面写真、口腔内写真、終了時のそれらを比較して変化など説明する。
また治療経過に撮った写真もお見せしている。
その時に治療期間、仕上がり程度、精密咬合、わずかな叢生、オーバーバイト、オーバージェット、正中一致ブラックトライアングル、歯根吸収などを正直に評価して話す。
今日の患者さんは少し正中が一致しない状態で終了にした。治療期間は1年9ヶ月程度で長くはなかった。
その患者さんには正中が一致できなくて残念でしたと説明する。
そうするとアンケートにはそのことが記されて満足度が下がっていた。
他にも別の患者さんでブラックトライアングルが起きたことを説明すればそれが書かれていて満足度の不足となっていた。
たぶんその話をしなかったり、上手く曖昧に話したりすれば、満足度は上がると思う。
それではアンケートの意味がなくなってしまう。
私が残念だったところは患者さんにも理解いただき評価が下がればそれは仕方がない。
それにしてもよくアンケートに書いてくれてホームページへの掲載許可をしてくれると思う。
大変ありがたいことだと思っている。