顎変形症の手術を終えて来院するのはおよそ1ヶ月後になる。
その頃になると、顔の腫れもだいぶひいて、口もある程度開けるようになる。
今日は手術からおよそ1ヶ月の25歳女性が来院した。
受付前に現れたとき、一瞬、誰かなと思った。
初診から1年以上毎月術前矯正に通ってきた方だ。名前は忘れても顔を忘れるわけがない。
そのくらい顔貌が変化したと言うことだろう。
初診ではかなり出っ歯で、叢生だった。
術前矯正で抜歯して並べて、口元はある程度改善したが、骨格は変えられない。
その状態で手術を受けて戻ってきた顔つきと言うことになる。
オトガイ形成手術も一緒に行ったと聞いた。
オトガイが非常に後退した顔貌だったが、すっかり変わってバランスが良くなった。
咬合も当然変わっていたが、それはまだ術後矯正で整える必要がある。
手術後初来院での大きな顔貌の変化を患者さんとともに喜びたい。