8月16日に静岡医療センターで顎変形症の手術をしていただく予定がある。
今日は手術を担当してくださる東海大学の太田教授がいらっしゃる日なので11時に打ち合わせの時間を取っていただいた。
今回の打ち合わせの内容は、サージカルプレートについて工夫してみたのでそれを使ってくれるかの相談だった。
術前矯正では術後にぴったり咬みあうようにするのが理想だが現実はなかなかそうもいかない。
そこで、多少の咬合調整は仕方がないと思うようになってきた。
でも、どの部位を咬合調整すれば良いか難しい、だから加熱シートごと調整し開いた穴から出る歯質を調整する方法を考えた。
またそれがサージカルプレートに役立たないかと考えていた。
そして今回のケースでそれが実現できるかもしれないと準備してきた。
それを作ってしまうと説明しにくいので、製作過程のものをもっていった。
それをお見せしたら、それを認めて、使ったくださるという返事をいただいた。
他にはパソコンを持ち込み分析ソフトドルフィンでのシュミレーションをお見せした。
ケースは中顔面部の陥凹だから当然上顎骨を前に出すのだが、ドルフィンでは後退させた方が良い顔貌になる。
反対咬合だからより下顎は下げなければならないがこれは現実的ではない。
そのあたりも相談した。ドルフィンはあくまでシュミレーションでその通りになるわけではない。
教授の意見で上顎を4から5ミリ前に出して、後方を上に回転させることにした。
下顎はそれに合わせることになる。
話したのは10分程度だと思ったが、そのことで手術に向けての準備の考えが固まった。
静岡医療センタターで3例目の手術、良い結果を出したい。