フィリピンから来日の19歳の患者さんの矯正治療が開始になった。
治療を受ける患者さんは日本語がほとんどわからない。
今日はアンカースクリューの植立を予定していた。
そのため、矯正治療開始の確認書、アンカースクリュー植立の同意書、外科処置の問診票にサインをしていただく必要がある。
それを日本語が理解できれば、読んでチェックで済んでしまう。
今回はそのすべての項目について通訳を通して同意や確認をしていった。
ベテラン受付が時間をかけて丁寧に説明し回答を得ていった。
確かに言葉はコミュニケーションの手段としてとても大切になる。
だから日本語が通じないとどうしても説明不十分で治療を行ってしまうことになる。
だが重要なことは通訳を呼んででも説明することが必要だ。
せめて国際語の英語ぐらい会話できなければと以前から努力してもうまくいかない。
現在、通訳経由の患者さんも治療が終わる頃には日本語で意思疎通ができるようになっているだろう。