11歳の女の子が来院した。
2年前の9歳の時に下顎の右へのずれが著しく、とても早い時期だったが顎変形症として1年ごとの観察とした。
今回、診ると永久歯列に変わっていた。
もちろん顎のずれはあるが、2年診た変化としては手術しかないとは思えなくなってきた。
そこで、この時期の矯正治療だけでの説明をした。
しかし、それで手術をさけられる確証はない。
そこで、問題になってくるのは治療費となる。
高校生になり顎変形症で治療するとほとんど負担がなくなる。
ここで自費で治療すると高額と感じる料金となる。
医療は料金と別のことと考えたいが現実はそうもいかない。
でも避けられるものなら外科なしで矯正のみで仕上げたい気持ちはある。
だから患者さんの両親を迷わすこと言ってしまったのかもれないがやはり言わないわけにはいかなかった。