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2018年11月24日の記事

診断後もなかなか決まらない抜歯部位2018/11/24

10月6日に診断が終えた30代女性の治療がなかなか始まらない。

上下顎前突の傾向で左下中切歯の歯肉退縮が著しい。

他に下顎両側の第一大臼歯、左上第一代大臼歯は失活歯で状態も良くない。

抜歯部位の決定の際、すべての歯が健全なら抜歯部位の決定もしやすい。

そうだないのだから矯正治療がやりやすい上顎左右第一小臼歯、下顎左右第2小臼歯というわけにはいかないだろう。

そこで下顎良くない両側第一大臼歯の近心根だけ抜くヘミセクション案をだした。

それで一般歯科の先生に意見を求めた。

しかし、ヘミセクションはそんなに長持ちするものではないと否定された。

またベテラン矯正歯科医二人にも相談した。歯肉退縮した左下中切歯だけ抜くという案だった。

それで上顎を抜歯しなければ口元の後退はかなわない。また抜歯した部に大きなブラックトライアングルができるだろう。

そんな意見を参考に今日は再度相談することとなった。

この中で「本当の主訴」を聞き出すのが何より大事になると思う。

でも今日もはっきりしなかった。

結局、今日は上顎左右第一小臼歯と左下中切歯の抜歯を提案した。

それと同時に「治療しない」という案も提示した。だが決まらなかった。

望む結果を出すために何度も相談することは良いことだと思っている。

今日の相談の結果がどうなるだろう。

治療しないことになってもこれだけ相談した結果なのだから良いのではないかと思った。

治療について

 

 

 

 

ブログ2018年11月|17:52:20

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