当クリニックでは矯正治療前後の一連の検査項目として舌圧の測定を行っている。
測定器の先にある小さい風船のようなものに圧力をかける。
それを舌と口蓋の間でつぶして、その圧力をデジタル表示して最高値を記録している。
大きなあたいがが出る患者さんもいれば小さい値の患者さんもいる。
以前に低年齢の子供で測定できないこどがあった。
それはやり方が理解できないのかなと思っていた。
今日は17歳の女子高生に測定を試みた。
この年齢ではやり方が理解できないことはないはずだ。
でも舌で口蓋の間に圧力のかかった風船状のものをつぶしていくことができない。
舌下に風船がいってしまう。なんどか指導してもできない。
結局、測定不能だった。
理由はよく分からないが、舌小帯が短いように見えた、またボタンプルによる口唇圧が異常に低かった。
このようなことと関連があるのだろうか。それが矯正治療の治療方針のかかわる、治療による改善が期待できるだろうか。
どのように治療と関連づけたらよいのか分からない。
でも、その様なことがあることを認識して治療に当たれば、通常の治療方針でも何かが分かってくるような気がする。
関心をもって治療に当たりたい。