年末年始の休みを終えて今日から診療を開始した。
休み中の急患連絡も少しで、それも休み明けの対応で問題なかった。
休み中にしたことは毎年の年賀状とウォ-キング。
今年は富士川駅から興津駅まで歩き静岡の府川先生と合流した。
1週間休んだために今日はなかなか忙しかった。
それでもスタッフが揃い順調に流れて診療が進んだ。
今日、診療のなかでの改善しなければと感じたことは、バンドカリエスだった。
バンドがはずれ歯が部分的に白く溶けている。接着したセメントが溶けたため起こる。
バンドは大臼歯にしか使っていないので、目立たず、撤去後リナメルで磨いてもらうとある程度回復する。
しかし、良くないことなので、歯科衛生士ととともに毎月の来院時にチェックはしている。
それにもかかわらず、時々見られる。
バンドセメントに原因は無いだろうかと考える。
現在使っているのはワンペースト、光重合、撤去時は歯質からもバンドからも簡単にとれてとても便利だ。
昔は液と粉を練り合わせてへらの先でバンドの縁に付けていく、とてもテクニックが必要だ。
これの方が良いのでは無いかと思うが、便利になるとなかなか元には戻れない。
他には下顎は大臼歯合着時には唾液がとても多い中で付けざるを得ない。
これも上手く合着できない原因となりそうだ。
以前、バンド合着前に一時的に唾液が出なくなるような薬を飲んでもらうことも聞いたことがある。
それもバンド合着だけのために薬を飲むのも気になる。
バンドを止めてすべてボンディングもありかもしれない。
しかし、シンチングの時にとれてしまわないかといつもひやひやする。
結局のところ、バンドをスケーラ-で引っかけてより丁寧にこまめにとれていないかチェックするしか無いだろう。