今月、顎変形症手術を予定している患者さんがいる。
最近は、近くの静岡医療センターで手術をしてもらうことが多くなった。
今回のケースもそうなので、執刀してくださる、教授が今日そこに来られる日なので出向いた。
12時頃診療が終えるのを待った、打ち合わせを開始した。
まず、静岡医療センター2例目の顎変形手術後のオトガイ形成の結果についてたずねた。
形成後のセファロレントゲン写真を見せていただいた。今まで見てきた他の病院での切り方とは違っていた。
色々やり方があるものだと感心した。
そして、今回のケースについてはサージカルプレートについて相談した。
前回、ミニスターで加熱成形シートを上下顎の咬合調整に使い、それを接着してサージカルプレートとして使っていただいた。
その際にそれを固定するためのワイヤーを通す穴をなんとか開けて使っていただいた。
それならば、今回は使うワイヤーを埋め込んで用意していけば便利ではないかと考えて提案した。
今までにない発想に驚かれていたが、必要な箇所やワイヤーの太さ、長さなど教えていただいた。
このケースは静岡医療センターでは4ケース目、最初は矯正にサージカルプレートを委ねられたことに戸惑った。
大学病院にまで教わりに行ったが、今はだいぶ慣れてきて、色々工夫したり、提案できるようになった。
これからも良い連携で顎変形症に治療をやっていきたいと思っている。