昨日、湘南矯正歯科研究会の日程の中で横浜駅西口の神奈川歯科大学附属横浜クリニックの講堂で講演会があった。
デジタル技術の矯正への応用について3時間近く講演があった。
その方面には興味があるので興味深く聞いていた。
デジタルで寸法を測り治療方針を決め、機械がワイヤーを曲げる。
さぞかしすばらしい治療ができるだろうと期待していたら講演者は否定的だった。
しかし、診断、治療方針への応用はおおいに推奨していた。
私は、外科手術のシュミレーションやサージカルプレートに応用しているがそれは良いことのようだった。
それから、マウスピース型の矯正治療が氾濫してくる予測していた。
それが歯科医抜きで行われる心配もしていた。
結論は現在のマルチブラケット治療にうまくマウス型矯正機器を矯正歯科医が取り入れていくことのようだった。
私はそのような材料を30年くらい前から使っていて、多少歯を動かすのに使っていた。
それをもう少し発展させれば良いのかなと感じた。
その講演後、近くのいわき歯科医院へ見学に行った。
そこでの見学は補綴、歯に人工物を被せたり接着したりして修復する治療だ。
我らの世代の教育は金属が中心でレジンが出始めの頃だった。
金属を鋳造したり、レジンを充塡したりしていた。
今回見せていただいたのはセラミックの削り出しの方法だった。
その機械を待合室と診療室の間に置き、その作業の様子を患者さんも見ている。
口の中をスキャンして待つこと1時間半から2時間、歯と同じ色の補綴物ができあがってセットして治療が終了。
歯科治療のにデジタル技術が普及してきた。まだ自費で高額のようだが、これが一般的な歯科治療になる日も近いと思った。