毎日の診療で気付いたこと

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初診は1992年

初診の年は1992年、当時7才の患者さんが来院した。

健康保険で唇顎口蓋裂の矯正治療が行われた記録があった。

口腔内を見るとプレートの残骸の様な物が入っている。

カルテを見ると1995年に人工歯つきのプレートを作っている。

それが今までこんな状態で使われていたのか、と感慨深いものがあった。

今回の主訴は一般歯科で右上1の隣接面を充塡してプレートが合わなくなったようだ。

もちろんその前から良く合っているとは思えない状態は想像できる。

取りあえず、そのプレートはちょっと調整したが、その後どうしたいかを相談することとなった。

症状は反対咬合、叢生、右上2の欠損で矯正治療をした後に補綴をすることが一番良さそうだ。

しかし、とくに矯正治療は望まれていないようだった。

それならばこのまま一般歯科で補綴してもらうことになり、やってはもらえるでしょうとお返事した。

久しぶりに昔の保険カルテをみたが、今では考えられないくらい雑な手書きや印鑑での書き方だった。

あれから今までに受付ソフト作りをがんばり今のカルテができあがっているのかと我ながら感心した。

治療について

 

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