資料採得をした後、石膏模型の製作、分析などが終わると診断(治療方針、装置など)を行う。
どのような治療方針、装置を使うか考えなければならない。
通常、それは診断の数日前に行う。
今日は予約が比較的すいていたため明日の3人の診断の準備をした。
3人とも大人の女性だった。そして反対咬合は一人もいない。
これは最近の特徴と言える。
主訴は出っ歯、と言っても典型的な出っ歯ではなく上下顎前突が多い。
歯列咬合をみるとそれ程問題はないが、口元が出ていて口唇閉鎖不全がある。
今日の3人の内1人は典型的、もう一人もそれに近かった。
3人目はオトガイが発達していたため典型的ではないが口唇は出ているようだ。
いずれにしても大人の女性は口元の突出は好まれないようだ。
その治療は矯正治療によりある程度可能なのだが、多くの場合、抜歯をを伴う。
口唇閉鎖不全が著しければ抜歯しても治療した方が良いように思うがそうでないと考えてしまう。
矯正治療の目的に審美と機能の改善に沿って治療方針を立てていきたい。