智歯は矯正治療後には抜歯されることが多い。
2014年に動的治療が終えた20代の男性が昨年末に保定の検診に来院した。
この患者さんは小臼歯抜歯で治療が行われている。
最近になり智歯4本出てきた。
右側はきれいに咬合している。
上顎左側は良い位置に出てきたが下顎左側が近心傾斜して手前の第2大臼歯遠心にひっかている。
患者さんもできれば咬合させたいと考えていたので、まずセパレータを挟んでみた。
1ヶ月で隙間は空きわずかに起き上がってきているようすは分かった。
しかし、そのまま待つのはどうも性分に合わない。
装置をつけることにした。やはり装置をつけるスイスイ起き上がり今日は上顎としっかり咬合していた。
しかし矯正治療には戻りがあることは十分承知している。
また近心傾斜してしまわないかも少し心配している。
来月も診せてもらうことにしているが、戻らずしっかり咬合していることを期待している。