私の所属する日本臨床矯正歯科医会から大人の矯正歯科BOOKが届いた。
今までににも矯正歯科を説明する本をシリーズで出している。
今日届いたのは以前にもあった大人の矯正の改訂版らしい。
当クリニックの現状でも大人の矯正は多くなっている。
子供の減少を補うように増えていることは確かで患者さんの半分くらいが大人になっているかもしれない。
この傾向は都会から始まって現在は地方にも広まっているだろう。
この本には50代、60代の矯正治療の治療例も載せてあった。
つい先日、当クリニックに50代男性、60代女性が相談に来た。
どちらも治療は可能だが積極的には勧めなかった。
この本には「年齢に関わりなく歯は動き治療は可能」と書いてある。
これは事実で理解できる。その後に少し問題もあることが書いてある。
私は問題点を先に強調して、その後に矯正治療も考えられるというほうがトラブルがないような気がする。
いつも初診時に矯正治療の良い点ばかりを強調せず問題点も説明している。