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外科手術後の保定観察4人

今日は外科手術併用の矯正治療を行い、既に保定に入っている患者さんを4人診た。

最初は現在20代前半女性、小さい頃より唇顎口蓋裂の治療を行い高校の時、外科手術を行った。

保定を行い3年ほど経っている、ほぼ安定しているので昨年前歯部の補綴をも可と言った。

上顎前歯部には当クリニックで作った保定を兼ねた固定式の接着ブリッジが入っている。

あくまで仮のものと思っているが、患者さんから意外と好評でなかなか本物の補綴をしてくれない。

このケースでもまだ補綴してなかった。

2例目は40代女性、このケースも補綴がからむ。上顎はすべて補綴物となる。

現在、上顎前歯に仮のブリッジやクラウンが入っている。これは一般歯科で作っている。

だから上顎には保定装置もいらず下顎のみをチェックしている。

3例目は30代女性で、最初に正中口蓋縫合に切開を入れてスクリューで拡大、その後、顎離断と2回手術を行った。

初診時、上顎前歯部にひどい補綴物が入っていた。しかしあの歯列咬合ではそれもやむを得なかったと思う。

しかし、2回の手術と術前術後の矯正、加えて上顎前衛部にちゃんとしたブリッジが入っていた。

そのため初診時とは見違える良好な歯列咬合となっていた。

4例目は、現在女子の大学生、顎変形症の見通したたないのか小さい頃から一般歯科で拡大床の矯正を長いことやっていた。

当クリニックで高校入学より術前矯正を始めて高校2年生で手術を行い、卒業時には保定2年目となっていた。

このケースはなかなか良好に保定2年が経過しているので、症例展示などの対象に考えている。

このように今日は外科ケースでどれも難しかったのが良く安定している症例を4例を診て安心した。

治療について

 

 

 

 

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