毎日の診療で気付いたこと

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良好に終了で来た外科ケース

30代女性が来院、マルチブラケット撤去から5年、良好な状態を確認して「終了」を決めた。

この患者さんは14才の時、顎変形症を疑われが、矯正のみで少し処置してあきらめていた。

20代後半に顎変形症として治療が始まった。

術前矯正、手術、術後矯正と順調に進んでいった。

保定でも、良好な経過で推移していった。

最近では1年に1回の観察としていたが、昨年より1年以上リテーナーが使われていなかった。

それにもかかわらず実に歯列も咬合も安定していた。

リテーナーを使わずに安定している様子を見たいのだが、見せてくれる患者さんは使用している。

使用しなくなってしまった患者さんは来院しなくなってしまう。

多くはリテーナーを使用しなくなると後戻りしているケースが多くある。

再治療に至るケースは多くないが、装置撤去時の写真や模型と比較するとがっかりすることがある。

今日のケースは本当に良かったので、資料を採らせてもらった。

また、症例展示や専門医審査にも使えそうだったので、その了解も得ておいた。

難しいことだが、このようなケースを多く仕上げていきたいと思っている。

治療について

 

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