毎日の診療で気付いたこと

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16年後相談に来た顎変形症

成長とともにはっきりしてくる顎変形症。

はっきり診断して治療に入るのは男女差があるが早くて高校生の頃だろう。

今日の30代前半の男性は高校生の頃、当クリニックに相談に来ている。

記憶にはないが、記録にはあって問診票が残っていた。

当然社会人となり、手術の入院期間(一般的な言い方では2週間)が気になっているようだった。

説明するに当たり16年間の顎変形症関係の変わったところを考えてみた。

まず、その頃は横浜の病院に紹介していた、それが今は隣町の静岡医療センターとなった。

手術方法は下顎だけで行われていたのが、現在は上下顎離断が当たり前となった。

高校生まで窓口負担が0円となった(16年前には中学生までだったので顎変形症は関係なかった)

ドルフィンによる分析やサージカルプレートを当クリニックで作るようになったこと。

年間の症例が1から2人だったのが今は10人以上になる年もある。

当たり前だった術後の頰のしびれや無感覚症状を聞かなくなった。

考えてみると様々な変化があるものだ。

日々過ごしていると変化が分からないが、今日のような出来事で振り返ってみると結構変化している。

治療について

 

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