毎日の診療で気付いたこと

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ニューヨークへ転勤

20代男性でけっこう厳しい叢生と上顎前突の治療をしていた。

昨年末より治療が始まり、上下顎歯列の側方拡大、上顎は第一小臼歯を抜歯して犬歯を遠心移動もしていた。

半年くらい拡大して上下顎にやっとブラケットがついてレベリングを始めた時期だった。

今日、9月のニューヨーク転勤を告げられた。

現在、矯正治療のまっただ中、やっと治療の見通しがついてきたところだった。

幸いアメリカなので矯正治療のレベルには問題ない。

ニューヨークの矯正専門医のリストはAAOの会員だったので持っている。

だからといってニューヨークに知り合いなどいない。

リストをコピーして自分で探してもらうしかないだろう。

初診時の状況や装置、治療経過などを英語で書かなければならない。

また、模型やレントゲン、口腔内、顔面写真など複写して持って行ってもらうことになる。

また、施術料も精算しなければならない。

当クリニックは治療の進行に合わせた分割支払いなので大きな金額の精算はないはずだ。

しかし全体としての治療期間、進捗状況にも配慮して計算しなければならない。

なによりも、上手くいきだした治療がスムーズに継続されるかが心配だ。

きっとその辺に問題が生ずるだろう。

それもやむを得ないと思うが、それが少なくて済むことを願っている。

矯正治療は長くかかり、転勤などはグローバル化しているので、このような状況は起こりうる。

しかし治療にとってはとても不都合になるが精一杯に便宜を図るしかないだろう。

治療について

 

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