9月10日に上顎両側第2小臼歯と第1大臼歯間アンカースクリューを植立した女子高生が急患来院した。
その患者さんは9月18日にパワーチェーンを付けるときに左側が既に緩んでいた。
その時に締め直したがこのような状態の時はまた緩んで気やすい。
その日に状況を説明し「緩んできた場合には早めに連絡してください」と伝えた。
その時にその患者さんにお母さんから「どうしてこんな短期間で緩むのですか」と質問された。
その時には分かりません。通常に行っても1から2割は脱落することは知られている。
そのことは説明したが、それ以上の説明はできなかった。
今日診てみるとそのアンカースクリューは明らかに動揺して締め直すレベルではなかった。
そこで撤去した。
脱落の理由としてこの患者さんは16才、アンカースクリューの適用は15才以上と言われている。
15才は越えているが骨が柔らかかったのかなと推察した。
そこで、再度植立するよりアンカーをリンガルアーチに変えて方が良いと考えてその準備をした。
アンカースクリューは日常的に植立しているが、まだ少しの脱落が気になっている。