毎日の診療で気付いたこと

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再相談

現在10歳の女の子が再度矯正相談に来院した。

1年半ほど前に一度相談に来ている。

その時には叢生を気にしての相談だった。

しかし、その時の口元を見て永久歯で抜歯になるだろうと思いその時は治療しないことにした。

その後、観察に来院するわけでもなく、今回、一般歯科医院の勧めで再相談にきた。

診ると口腔内は上下顎左右側の第2乳臼歯が残存している。

今の症状を診ると叢生というより上下顎前突だろう。

そして、母親は口唇閉鎖ができていないことが気になっている。

おそらく抜歯して口元の後退を図るであろうことを説明した。

そしてその時期は残りの乳歯が脱落してからということになる。

それでは検査はその時が良いのかというと、乳歯が通常通りはえかわればそれでもいい。

だが、後続永久歯が先天欠如や方向が悪く埋伏だって考えられる。

検査もしないでただ待つのも気になる。

だから、この時期の検査は勧めておいたが、家で相談ということになった。

近頃、混合歯列期で治療を開始して、永久歯列に対して良い効果を得ているケースが多くなってきた。

でも、やはり混合歯列期にはなにもせずに、永久歯列で抜歯して始めた方が良いケースはあるとおもう。

治療について

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