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2020年1月27日の記事

顎変形症手術後の安定2020/01/27

矯正治療の治療後の安定は難しい。

長い間、矯正治療に携ってきたが、まだよく分からない。

最近また顎変形症が多くなってきている。

今日は顎変形症の20代の男性がかみ合わせについて相談に来た。

その患者さんは手術後半年余で術後矯正を終えて保定は2ヶ月程度だ。

前歯のかみ合わせが浅くなってきたという。前歯部は浅いが被蓋している

左側臼歯はしっかり咬んでいるものの右側は不十分で咬合紙を咬ませても抜けてしまう。

たしかにマルチブラケット撤去時はもう少ししっかり咬ませて終了したと思う。

それが安定していないのはわかる。

いつも感じることだが初診時に比べたらとても良い状態になっているが、

マルチブラケット撤去時と比べると少し問題がでてきているということだろう。

このケースではまだ保定2ヶ月、これで安定するのか、さらに悪化するのかわからない。

そんな場合には「もうしばらく観察しましょう」という。

そこで、妥協できる範囲なら終了の方向になるし、治したければ再治療となる。

それも術者側の感覚と患者さんの感覚ではまた違う。

そして相談の結果、どうするかが決まる。

再治療のケースも時々ある。それで満足されるのなら再治療もよいのではないか。

それにしても矯正治療の術後の安定はよくわからない。

だから負担の少ない範囲で保定装置をずっと続けることでも良いのかもしれない。

治療について

 

ブログ2020年1月|19:24:42

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