毎日の診療で気付いたこと

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高校生の義歯

昨年からマルチブラケット治療を始めている男子高校生が来院した。

その患者さんは19歯の先天欠如。

矯正治療だけではとても解決できない。

その程度になると健康保険で矯正治療やインプラントができる。

それに向けて治療をするのだが、下顎は欠損が多くて矯正ができない。

そこで、その部分には口腔外科の先生の指示で部分床義歯を入れることになった。

なかなか完成されず、入れてこなかったが、前回、それを診せてもらった。

そして、今日は、義歯装着されていない。

尋ねてみると、「家に忘れてきた」という。

食事の時の時に使っているかと聞いてみても、「食べ物が詰まるか:」などの返事が来る。

義歯は使われていないのだ思った。

歯科医の立場では、義歯を作り咬合を確保すれば少しでも咬めるようになるだろうと期待する。

しかし現実は取り外しの入れ歯など使っていられないのだろうと想像した。

だから、それを使うようにというより早くインプラントをやってもらえないものかと思った。

治療について

 

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