マルチブラケットでの矯正治療は2年かかると予測している。
だから、高校生の場合は卒業後の進路が地元にいるとわかっている人以外は引き受けない。
引き受けた人は卒業までの装置撤去を非常に意識している。
今年はそれを意識していた高校3年生が3人いた。
二人は先月にはずしてホッとしていた。
今日、最後の一人が来院した。
ほぼ良好な状態になってきていたが、ややオーバーバイト大きい。
しかし、来月までにはどうしても外したい。
だから今日は前歯部にフィックスドリテーナーを接着した。
あと1か月、なんとかもう少しよくしたいのでワイヤー交換も行った。
そして、ゴムけん引も継続して来月撤去の予定を立てた。
どうしても仕上がらなくて、通院不可能なところに転居した場合は依頼することになる。
そうすればよいと割り切ってしまえばいいのだが、
合理的に治療費を清算してもたぶん余分にかかるだろうし治療期間も長くなる。
それを極力避けたいと思っている。
だから高校3年生ではほとんど引き受けない。