毎日の診療で気付いたこと

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開咬が治っていた2例

開咬の治療は難しい。

開咬があれば舌癖が伴っている。

その癖を訓練や装置によって排除すれば治ることになっている。

しかしそれはとても難しいことだと思っている。

だから私はその方法は積極的には取り入れていない。

歯を動かして開咬を改善すれば舌癖も治ってくるのではないかと期待している。

治療するメカニズムはには前歯挺出か臼歯の圧下と言われている。

そして近年では臼歯の圧下のほうが安定するので推奨されているように思う。

しかしゴムかけへの協力さえあれば、前歯部にアップアンドダウンエラスティックを使用すれば改善する。

今日は2例の良好な改善を見た。

一人は20代の男性、もう一人は10歳の女の子だった。

いずれも前歯部ゴムかけで改善していた。

男性のほうは5ヶ月ほど前からゴムをかけていたが、協力が悪かったのか良い結果が出ていなかった。

それを今月はがんばってくれたのだろう。

女の子は一度ゴムを中止して戻ったのをゴムかけを再開して改善した。

良い2例をさんとともに喜ぶのは気分が良い。

どちらも今日はゴムかけの中止を指示した。

来月安定していることを願っている。

治療について

 

 

 

 

 

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