
20代の女性の動的治療を終えてマルチブラケットを撤去した。
その患者さんは歯は小さく、かなりオーバージェットが大ききかった。
上顎前歯にはスペースがあり、下顎前歯には1本の先天欠如があった。
まず、上顎のスペースを閉じてみた。それだけで治るとは思っていなかった。
次いで上顎の両側第一小臼歯を抜歯した。
下顎は足りない1本以外の抜歯はしなかった。
そんな変則的な抜歯で治療が始まった。
最近、上顎の片顎抜去でオーバージェットが少なくなりすぎて困った例を載せた。
今回はかなり大きなオーバジェットと下顎前肢の先天欠如でどういう結果になるかと考えていた。
今日の結果では程よいオーバージェット、オーバーバイトにすることができた。
上顎の片顎抜歯はバージェットを大き減らすことができる。
適切に使って短期間で患者さんの満足のいく治療結果を出したい。
||2020年2月|19:02:50