毎日の診療で気付いたこと

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装置撤去が近い転医

去年の1月に厳しい上顎前突で治療を開始した30代女性が来院した。

先月に4月から隣県に戻る、どうしたらよいか相談されていた。

私は基本的に2年は通院できることでお引き受けしている。

この患者さんも2年は当地にいるとのことで治療を開始した。

ところが事情が変わったのだろう、来月からは通えなくなる。

通って来られないのでは、それに対応するしかない。

治療は早めに進んでいて現在の状況は仕上がりが近いとみている。

大きかったオーバージェッ、オーバーバイトは上顎だけの抜歯のためほぼ正常となっている。

抜歯スペースも閉じている。主訴はほぼ改善しているように思う。

しかし正中が合っていないことと右側大臼歯の咬合がもう少しというところだ。

そこで、2つの提案をした。

1,主訴がほぼ改善しているので、転居前に装置を撤去する。

2.ブラケットがついているまま、治療の継続を依頼する。

2案は当クリニックで継続するより、治療期間は延びるだろうと説明した。

選択は2案だった。それが希望であれば、依頼先を探さなければならない。

幸い日本臨床矯正歯科医会での知り合いの先生に電話して引き受けていただいた。

ここまで治療が進んでいるので返金も少ないはずだが一部は返そうと金額を計算している。

依頼先は信頼できる診療所だが、治療が長引かないで終わることを願っている。

治療について

 

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