毎日の診療で気付いたこと

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治療時の選択

きょう診断した9歳の男子は1年半ほど前に相談に来ていた。

その時の主訴は前歯が並び切れなさそうであった。

その様に記された一般歯科医院の紹介状を持ってきた。

しかし診ると根がはえ替わりが進むとともに並ばないようには見えない。

もう少し待ってみましょう、できょうに至った。

予想通り、上下顎前歯部はほぼ並んでいた。

ここで、その問題が解決したから終了かというと、かみ合わせが深くやや出っ歯の指摘をした。

患者さんの母親もまさに同じ感覚をもっていた。

いちおうこの時期での治療計画を提示した。

だが、この時期から治療が始まると治療期間が長く感じる。

永久歯列で開始しても良いケースならそうしたい。

このケースではそれも可能とみて、この時期には治療せず6ヶ月毎の観察とした。

たぶん3年後くらいに永久歯列になるだろう。

そこで、治療したほうが治療期間の短縮が望めるだろう。

治療費も負担となるが、来院や装置への協力だって相当な負担となる。

どちらの負担も少ない形で矯正治療を進めたい。

治療について

 

 

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