毎日の診療で気付いたこと

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正中離開

20歳の男性が来院した。

上顎前歯部の隙間を主訴に小さいころから診ている。

側切歯が矮小で正中離開がある。

10歳頃に短期間ブラケットを付けて上顎前歯部のみ排列している。

そしてフィックスドリテーナーで保定しておく。

それが脱落してまたスペースができる。

今度はセットアップしたクリアリテーナーで閉鎖してフィックスで留める。

そんなことを5年前にしている。

今回、連絡があったのでまたフィックスドリテーナーがはずれたと思っていた。

今日診るとそれは接着している、ではなぜ正中が離開してしまったのか。

留めてあったワイヤーが伸びてしまったのか。原因はよく分からない。

今までにも正中離開は何例かやっているが、留めておかないと安定はしないと思っている。

矯正治療にとって正中の閉鎖は特に難しいことではないが永久的な保定(固定)が必要だろう。

治療について

 

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