毎日の診療で気付いたこと

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セットアップしたアライナーが合わない

近頃、マウスピース型の矯正装置が流行っている。

本格的なものではないが、その様なことは30年以上前からやっている。

今日も上顎前歯を模型上で並べ替えてシートを圧接したアライナーができていた。

13歳男子にセットしようとしたが安定しない。

製作には排列の程度でシートを硬い物、軟らかい物に使い分けている。

13歳男子にセットしようとしたが安定しない。

通常、この程度のセットアップの量では硬いシートで良いと考え技工指示を出していた。

前歯部をセットップしたのだが、当然その部分は合わない。

それを臼歯部が合うことで歯列に保持して作用させる。

最近、行ったケースは大人が多く歯冠長が長く歯頚部のアンダーカットもある。

それがこのケースでは萌出が悪く歯冠長は短く、アンダーカットはない。

これでは全く保持できない。

柔らかいシートで作ると良かったと反省した。

そして、それを作るミニスターは技工室にある。今、作ろうかとも考えた。

昔のタイプの器械(バイオスター)ではよく作ったが、今のでは作ったことことがなく操作が不安になった。

結局、あきらめて次回セットということになった。

このことから、セットアップの程度だけでなく保持する歯の状態もシート選びに関係することを学んだ。

ミニスターくらい日ごろから使えるようにしておかなければならないと思った。

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