数年前から静岡医療センター口腔外科と顎変形症の治療をしている。
それ以前にも矯正治療のための抜歯を依頼していた。
しかしそれは連携というより単に依頼だけだった。
顎変形症の場合も横浜労災病院や横浜市大センター病と連携していたのは連携というより依頼に近かった。
静岡医療センターでは術前矯正が終えて後、どのような位置に上顎、下顎を移動するかを相談する。
相談というよりも当方で位置決めしてサージカルプレートを作っている。
そんなことから親しく交流している。
私が静岡医療センターにパソコンを持って執刀する教授や部長の先生と相談に行くこともあった。
今日は口腔外科部長の先生が当クリニックを訪ねてきてくれて症例の打ち合わせをした。
当クリニックから紹介した20代女性の患者さんは顎変形というよりも軟組織の左右非対称が大きかった。
そこで東海大学の形成外科に依頼する提案があった。
そこには、かつて当クリニックから唇顎口蓋裂からの顎変形症手術をお願いしたこともあった。
あの頃は十分な連携が取れなかったが、今回ならば以前よりはうまく連携できるだろう。
その症例は今までの顎変形症とは異なる要素があるため形成外科も含んだ連携となる。
このケースを通じて形成外科との連携がとれて幅ひろく医療に対応できればと思っている。