
正中離開の主訴はよくある。
他にも問題はあれば当然、歯列咬合の全体的な治療になる。
でも時々正中離開だけで他に問題がない相談もある。
今日のケース昨年11月に相談に来院した20代女性。
バイトは浅いが被蓋はついている。正中離開は2ミリ以上あった。
上下顎に叢生はない。
このケースでは上顎歯列を小さくして正中を閉鎖すると切端咬合になってしまう。
そんな時には正中の隙間を目立たない側切歯の遠心、さらには犬歯の遠心に移動する。
そうすれば被蓋は変わらず目立つ正中の隙間は閉鎖する。
今日のケースではそれをセットアップした模型に加熱吸引シートで成形した。
何度か作製して5ヶ月ほど経ってスペースは犬歯の遠心に移った。
患者さんに終了で良いか相談した。さらに第一小臼歯の遠心へスペースの移動を希望があった。
でも治療期間や食片圧入の可能性などからお勧めしなかった。
そして上顎の犬歯間にフィックスドリテーナーとさらにクリアリテーナーを作製して動的治療を終えた。
ただし、このフィックスドリテーナーはかなり長期間撤去することはできないだろう。