毎日の診療で気付いたこと

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プレートにひと工夫

Ⅰ期治療が終えてその時期に使った拡大床でそのまま保定に使っていた。

12歳になり、永久歯への交換が進んできたが、まだ上下顎左右側の第2乳臼歯残っていて動揺していない。

永久歯列でになったら再検査、再診断して治療をまた開始する予定だ。

それまでの間、保定装置として何か入れておきたい。

そんな状態の中で上顎両側犬歯が出てている。

いままで使っているプレートの唇側線にあたり、萌出を阻害しているようにも見える。

しかし、この時期に壊れてもいないのにプレート作り直すのは無駄のような気がする。

そこで、唇側線を途中で2カ所切断し、それを左右の第一小臼歯のクラスプとして曲げ直した。

通常は石膏模型上でやることを口腔内で行う。

こんなやり方は教科書には載っていないし、教わったこともない。

自分でやり出したことだ。頻繁にはやらないが、たまにほやってみる、

今日も5分くらい時間がかかったろうが、プレートがまた使えるようになった。

このまま永久歯列まで使えると良いが。

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