一昨日なんとか出てきた下顎両側第2大臼歯にチューブを付けた。
一番はずれやすい条件であることは承知しているが、そこまで排列したいと考えて接着した。
なんとか付けて咬合で対合歯と当たらないことも確認した。
さっそく今日、急患で来院した。両側ともはずれている。
その第2大臼歯だが、二日間もその歯についていなかったろうに、目的の方向に動いていた。
もちろんまだ不十分だが、またとれて来院してもらうのも大変だから、これで良いことにして付け直しはしなかった。
この患者さんは前日ブログに書いたⅡ級ゴムでうまくいっていた患者さんだ。
良い協力と治療のながれにのると予想以上に経過がよい。
矯正治療は結果を術者が作り上げるような治療だと思われるが、そうでもないとも感ずる。
医療全般に付いても言えるのだろうが、患者さんの治す気持ちを術者はお手伝いしているだけなのだろう。
そしてその気持ちがあったときに良い結果が生まれてくるのだろう。