咋夏より顎変形症の術前矯正を行ってきている高校3年生男子が来院した。
顎変形症の手術時期は成長が終わるのが早い女子は高校2年から、
成長がいつまでも続く男子は高校卒業の時期からという方針でやってきた。
だから女子は高校の3年間でほとんどのことが終了する。
だが男子は高校の終わりの頃は受験で、手術どころではないことが多い。
その結果、手術を控えている男子高校生には大学1年生の夏休みを手術時期の目標にしてきた。
しかし、今日、診た高校3年生は9月か10月には受験は終えてしまうと言う。
現在、治療経過1年程度だが術前矯正は上手くいっている。
そこでスタディモデルを作って手術後の咬合を検討してみた。
やはり、歯列の幅径や精密な咬合をまだ不十分だが、年明けぐらいにはきっとそれも解決するだろう。
高校3年生は2月になるとほとんど学校へ行かなくなる。
その辺を手術時期に設定できれば良いのかと思っている。
これから男子高校生が何人か手術を待っている。
いかに高校中にできるだけ進めるか、これから治療の進行にあわせて検討していく必要がある。