毎日の診療で気付いたこと

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クリアリテーナーはあわない

昨年9月に保定に入った30代の男性を診療した。

その患者さんは当クリニックの治療期間としては長く3年かかった。

なんとかはずしたが下顎前歯のわずかな叢生が気になっていた。

フィックスドリテーナーをつけたが時々一部がはずれていた。

そこで、それをセットアップしてクリアリテーナーの素材で作った、

今回で2回目のセットアップだった。

今日はそれを持ってこない。事情を聞くと使っていないという。

そして、患者さんから出た言葉は「あわない」だった。

私は合わないのは当然で、それを押し込んで歯が動く説明した。

そうしたら、そういうことではなく、その装置が気分的(性格的)にあわない、というこただった。

ようするに使いたくないと言うことだ。

先日のインビザラインの講演を聴いたときもそれはあった。

そんな人にはワイヤーで対応すると言っていた。

今日の例ではすでに保定にはっているし3年もワイヤーでの治療をしたのでお互いに付けたくはない。

結果はなんとか寝ているときに付けてもらうことにして、歯を動かすことはあきらめた。

負担がかからないような装置と思ってもいろんな反応があるものだと思った。

それぞれにふさわしい装置を考えていかなければならない。

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