女子高生の診断を行った。
叢生の場合30度、60度ひどい場合は90度近く捻れていることもある。
今日は叢生の程度は中程度だったが、上顎右側第2小臼歯が180度捻転していた。
このような状態は頻繁に見るわけではないが初めてではない。
私たち歯科医は歯の解剖で徹底的に歯の形、特徴を教えられる。
だだ、今日の上顎第2小臼歯は頰側、口蓋側の咬頭の高さ、近遠心への偏りなど特徴が少ない。
左側の第2小臼歯は正常な向きだったので、それと比較して説明しようとした。
しかし、歯の知識がない患者さんに説明するのは難しかった。
以前に180度戻さずにそのまま並べたこともあった。
このケースでは通常は第一小臼歯が抜歯部位に選ぶだろうが、そんな要因もありその歯を抜歯することにした。
それ程重要なことでもないが診断の時のちょっとした話題になった。