毎日の診療で気付いたこと

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マルチブラケット装着時間

マルチブラケットを装着する時間はそれなりにかかる。

予約がすいている時間がとれないときは、上顎、下顎を分けて付けたりする。

今日は 開咬の男子高校生のマルチブラケット装着を行った。

非抜歯だから装着数は28本、バンドは上顎の両側第2大臼歯のみ、他はボンディングにした。

与えられた時間は1時間、その間に終わらないと昼休み時間でスタッフは休みに入れない。

バンドは既にチューブ付なのでサイズを選べば良い。

サイズを選ぶ感はだいぶ良くなってきた。びったりでなくても大きくはずれない。

そのことでも時間短縮になる。

バンドの接着のセメントは光重合と時間で固まるデュアルタイプだが光を当ててしまえば数秒で固まる。

ボンディングはエッチングなしの接着剤を塗り、すぐにエアーをかけるだけですぐに接着可能となる。

そしてそれも光重合で硬化する。

ブラケットにペーストを盛っている間に補助の歯科衛生士に歯面に置いた接着剤の付いたブラケットに光を当てて固めてもらう。

以前の筆済みタイプと違い、硬化時間(約5分)を待つ必要がない。

そして、すぐに上下顎に最初のアーチワイヤーを入れて、簡単にマルチブラケットについての注意を説明した。

これで、何とか1時間で終えることができた。

通常は1時間半ぐらいかかるが、今日は能率的にできた。

良い材料と、熟練した技術で仕事はは早く正確になってくるものだ。

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