上顎の真ん中の歯の間に隙間がある(正中離開)のは見栄えが良くない。
当然、マルチブラケット治療の終了では閉鎖している。
それが、保定中に開いてくることがある。
最近はフィックスドリテーナーを使っているので少ないが。
しかし、それをはずした後にも起ってくる。
きょうは30代の女性、マルチブラケットを終了して3年ほど経つ。
保定の途中でクリアリテーナをセットアップして作って閉鎖した。
夜間使用のため、朝は閉鎖しているとのことだが、午後の診療時には1㎜ほど隙間があった。
対策は閉鎖している時に、フィックスドリテーナー永久的にくっつけてしまうことかもしれない。
だが、その両側の中切歯はポーセレンジャケット冠のようだ、接着が難しい。
それならジャケット冠を連結してしまえばよいのだが、まだ作って間もない。
たぶん、自費でそれなりの額で作っていると思うとすぐ作り直してとも言えない。
結局、次回、治療直前までクリアリテーナーを付けていてもらう。
そしてポ-セレンに付きそうな接着剤や脱落しにくい構造でフィックスドリテーナーを付けることにした。
それでも、とれてしまうことが心配だ。