11歳の男子を再診断した。
約3年前、上顎前突と診断して混合歯列期の治療を開始した。
プレートを中心に短期間、上顎のみにブラケットを付けて治療した時期もあった。
その間、ほぼ1ヶ月に1度、2ヶ月に一度の期間も1年くらいあったが通院していただいた。
今日の再診断ではオーバージェットはかなり改善して、小さくなった。
オーババイトはまだ大きく下顎前歯はほとんど見えない。
上顎前歯にスペースのある上顎前突だったため、上顎前歯を舌側傾斜させ下顎が少し前方に移動した。
側貌もオトガイが前に出てきて改善し、口唇閉鎖が容易になっていた。
混合歯列期に長期に治療して、このような良い結果がでてきた。
3年かけても初診時にそのまま観察より良い状態の永久歯列を迎えたと思う。
でも、これからマルチブラケットでの治療がまたそれなりの期間がかかる。
混合歯列期からの期間を足すから治療期間はとても長くかかることになる。
長くかかってが治療方針は非抜歯にできたことは意味あることと考えるが。