当院では動的治療後保定に入ると、来院間隔を最初は1か月、続いて3か月、1年を過ぎると半年、2年を過ぎると1年を目安に予約やリコールを行っている。
今日は前回1年が過ぎて、歯磨き、歯肉、装置の使用、歯列咬合の安定が良かったので6カ月のリコールとした患者が来院した。
その方は30代女性で、その間に出産があったということもあろうが、歯磨き、歯肉、また歯列咬合もちょっと問題があった。
保定をいつまで行ったらば安定するのか、それは非常に難しい問題だ。だから術者側では戻ってがっかりしないように長め使用を勧める。
しかし、「保定中の患者に戻るからと言っても長くつけていて」と言っても、どうしても「めんどくさい」とか「もういいだろう」の感覚で矯正治療から離れていく。
私はできるだけ来院の負担を減らすため間隔をあけていきたいのだが、その結果をみると頻繁にきてもらうほうがよいのかもしれない。