矯正の治療計画では上顎側切歯のスペースをあけて、矯正が終わったら、その部を補綴するやり方がよくある。
今日のケースは7年前に動的治療が終了し、プレートタイプの保定装置の左上側切歯部に人工歯を入れて保定と義歯を兼ねて使ってもらっていた。
しかし、それでは夜間使用にできないため、その部に接着ブリッジを入れてプレートの人工歯は切り落とした。接着ブリッジと言っても、当院で作るのは簡易に作れて、仮の目的なものだ。
将来、ちゃんと補綴してもらうまでもてばよいつもりで作っている。
簡単にレジン歯をスーパーボンドで付けることもあるが、このケースではメッシュの板を両側の支台歯に張り付けるやり方をした。
そうしたならば、今日までのおよそ5年半、1年に1回観察しているが、全く異常がない。
はずれてしまったら、当院を紹介してくれて一般歯科の先生のところで作ってもらうつもりだが、それはかなり先のことかもしれない。