フィックスドリテーナ-を常用してからもう4~5年になると思う。
最初はワイヤー部の材料は接着材はと様々な材料を検討し使用してみた。
また、口蓋面、舌面に接着する時の患者の姿勢、術者の姿勢に工夫をした。
初期は脱落ケースが多かったり、首や肩が痛くなったりした。
それも現在は安定して、脱落ケースは少なくなり、首も痛くなくなった。
当クリニックでは保定開始から4年程度で終了を決めている。
その際、フィックスドリテーナーを付けたまま終了にしたくない。
そのため2年程度で撤去することにしている。
その後、クリアリテーナーの夜間使用だけで安定を確認して終了とする。
今日はフィックスドリテーナの装着が2人、撤去が3人いた。
それだけこの装置がが定着したと言うことだろう。
評価はクリアリテーナーの紛失が激減(最初から夜間使用に切り替えたので)した。
前歯部の叢生でがっかりすることがなくなった。
良くないことは下顎舌側に歯石がつきやすい、一部接着がとれていることがある。
付けたまま来院しなくなってしまう。ことなどがある。
でも、このやり方を採用してよかったのだろうと思っている。