今日、保定診断した女子中学生の初診は2014年。
主訴は上顎左側中切歯のが90度以上も鼻の方向に向かっていた。
幸い歯根は曲がっていなかったので、開窓後、半年余かけて萌出誘導した。
当時はその1本を出すことの料金で開始した。
その後、保定しながら永久歯への交換を観察していった。
永久歯となり軽度の犬歯唇側転位とややオーバーバイト、オーバージェットが大きい状態となった。
その程度でも永久歯での仕上げを希望されてので、混合歯列から永久歯列治療の料金を適用して開始した。
協力が良く、非抜歯で、先月、治療期間14カ月程度でマルチブラケットを撤去した。
今日、治療を振り返り、今までの顔面写真、口腔内写真、レントゲン写真など見た。
来院回数を数えてみたら50回ほどになっていた。
1年あたりは8回程度だが良く通ってきてくれたと思う。
大変だったと思うが、その結果が、非抜歯治療に結びついたと考えられる。
また、混合歯列期の料金を加算しても永久歯列で抜歯ケースとしてやっていくよりだいぶ低い治療費となった。
当クリニックの料金体系では、そんなことが良くある。
通院は大変だろうけれども、非抜歯と低料金で報われることになるのかもしれない。